www_071_franco albini / gala

two_crafts2008-09-14

先日「sex and the city」を観たら、主人公が新居のための家具を探してインテリアショップを訪れるシーンでチラチラと写っていたのがフランコ・アルビーニのgala。個人的に最も好きな椅子の1つ。ちなみにこの椅子、映画のストーリーには何の関係もなく件のシーンはあっさり終わる。

galaは1951年のデザインですべてラタンでできている。シートのポジションが変えられるらしく、おそらくベース部分とシート部分の連結にトリックがあるのでは。脚まで全部ラタンの椅子というのはアート・ポヴェーラな感じがしてとてもいい(それもラウンジチェアというのがやりすぎ感があってなお良い)。というか自分はこの椅子をきっかけにアート・ポヴェーラを知ったんだった。こういう素材×構造+自然のインスピレーション少々=デザイン、完成。っていのうのは本当にいいな、と思う。ノリとか〜〜風とかが入り込む隙がなくて。この考え方はケアホルムとかとほとんど同じ。ただしgalaのフォルムは同じ北欧でもヤコブセンのエッグにかなり近いというのがおもしろい。エッグができたのは数年後だけど。

galaは確か4年前に復刻されて、それからヴィトラのミニチュアコレクションにもなってる。

それで映画の中のインテリアショップはmossでは?なんて話もあったけど、クレジットにmossの名前はなかった模様。いかにもあの映画に出てきそうな感じではあるけれど。

galaといえばこんな画像も。
http://www.dedece.com/site/inc/cfm/imageView.cfm?imagename=/docs/userManaged/product_images/p2131/full_bonacina.jpg

マドンナ、この間のアルバムはpharrellのプロデュースと全然噛み合ってなかった気がする。tt